戦後80周年を迎える2025年を見据え、CS衛星劇場では特別番組として「映画『木の上の軍隊』公開記念 終戦80年 演劇と映画で観るこまつ座<戦後“命”の三部作>」を8月に放送します。この特集では、井上ひさし原作の名作とともに、舞台と映画の両方でその世界を楽しむことができます。
話題の特集
この特集の目玉は、映画『木の上の軍隊』の公開に合わせて行われることです。2016年版の舞台は山西惇や松下洸平らが出演し、実実話を基にした戦争の寓話が描かれています。この舞台の放送は、8月17日午後8時からです。
さらに、同じく井上ひさしの名作『母と暮せば』と『父と暮せば』の舞台版を一挙放送します。『母と暮せば』では、富田靖子と松下洸平の共演が魅力であり、2018年、2021年、2024年版が放送。これらの放送は、8月16日午後5時、午後6時30分、そして8月17日午後4時にそれぞれ予定されています。
書き下ろしと演出
『木の上の軍隊』は、井上ひさしが残した大量の資料とメモを元に、劇作家・蓬莱竜太が書き下ろし、栗山民也が演出を手がけています。山西惇が本土出身の上官を演じ、注目の新星である松下洸平が島出身の新兵役に挑むことで、さまざまな視点が表現されています。実際に孤独な兵士たちが交わす命の重みを、舞台版で体感できます。
映画版『母と暮せば』と『父と暮せば』
映画版では、吉永小百合や二宮和也が出演する『母と暮せば』、宮沢りえや原田芳雄の『父と暮せば』がそれぞれ放送されます。前者は原爆で亡くなった息子が幽霊となって現れる感動的な物語であり、後者は父親と娘の絆を描くストーリーです。これらにより、戦争という悲劇がもたらした人間関係の複雑さが浮き彫りになっています。
最後に
この特集は、舞台と映画を通じて、戦後の命の重要性や人間ドラマを伝えるための貴重な機会です。視聴者は、これらの物語に触れることで、歴史を振り返り、その教訓を次世代に伝える重要さを再確認できるでしょう。
ぜひ、CS衛星劇場の特集を見逃さず、戦後80年の歴史が語るメッセージを感じ取ってください。