最新号の特集内容を詳解!
2025年11月10日発売のAERA11月17日号は、社会問題やビジネスの動向に迫る内容が盛りだくさんです。まずは、表紙を飾るのがアイスランドの女性大統領、ハトラ・トーマスドッティル氏。また、巻頭特集では大学生から人気を集めるコンサル業界に焦点を当てています。
アイスランド大統領のインタビュー
ハトラ・トーマスドッティル氏は、昨年8月にアイスランド史上二人目の女性大統領に就任しました。彼女が表紙を飾る背景には、世界的に見ても高いジェンダー平等度を達成した国としてのアイスランドの姿があります。女性の政治参加が進んでいることを示す事例として、彼女が女性首相を含む連立政権を率いていることが例に挙げられます。
この特集では、トーマスドッティル氏が撮影時に語った「私たちは、男性のようになる必要はない」との力強い言葉も紹介され、女性の社会的地位向上への意義が強調されています。特に最近行われた「女性の休日」というイベントでは、多くの女性が集結し、ジェンダー平等についての意識を新たにしました。このイベントの詳細をレポートしているのも見逃せません。
コンサル業界の魅力
巻頭特集では、なぜ東大生の間でコンサル業界が人気なのかを詳しく分析しています。高い給与や周囲の羨望、潰しの効く仕事という理由が挙げられていますが、実際に市場は急速に拡大しています。
2023年度の国内コンサル市場は、2兆円を超え、前年比で9.5%の成長を示しています。ただし、成長が鈍化する分野もあるため、特集ではこの状況についての分析も行われています。特に、AIによる自動化が進む昨今、ホワイトカラーの職業が「消滅の危機」に直面しているとの警鐘も。これに対する冨山和彦氏は、コンサル業界の未来についても視点を提供しています。
また、フリーランスのコンサルタントとして活躍する元官僚芸人のインタビューも掲載されており、彼の独自の視点でコンサル業界について語られています。
ホラン千秋が語る働き方
さらに、特集の中でホラン千秋氏が高市早苗首相の「ワーク・ライフ・バランス捨てる」発言についても触れています。彼女はこの発言を「覚悟の表明」と捉えつつも、働く人々がどのようにそれに向き合うべきかを自らの経験を交えて議論しています。現代の働き方についての考察が詰まった内容です。
話題の鼎談とレポート
また、河合優実さん、シム・ウンギョンさん、三宅唱監督が参加する鼎談記事もあり、映画「旅と日々」の魅力や制作の苦労話に迫っています。この作品は、今年のロカルノ国際映画祭で高い評価を受けたものであり、創作の舞台裏をたっぷりと語っています。
郵便局の懲罰制度
加えて、「時代を読む」コーナーでは、郵便配達員が事故後に強いられる「懲罰自転車」問題についてもクローズアップ。労働環境の厳しさや職場文化についての問題提起が行われており、今後の変革が求められています。
このように、AERA 11月17日号は、多彩な記事で構成されており、ニュースや社会問題について深く考えさせられる一冊となっています。11月10日の発売日をお楽しみに!